DVDレコーダー・録画機器の説明書 David G. Walley


  

  • DVDレコーダーや衛星放送FTAチューナーは機種により画質や音質等の性能に大きな違いはあるのだろうか。
    アナログ記録のVHSビデオに比べると、デジタル記録のHDD&DVDレコーダーや衛星放送FTAチューナーは、機種による画質、音質の差は小さくなっている。ただ、どの機種で録っても画質、音質は同じかというと、そうもいえない。アナログ機器ほどではないが、録画、再生ともに機種によるクオリティの違いは歴然としているのだ。
    画質面でまず注目されるのが、DVD片面4.7Gバイト(1層記録)という容量で、最高解像度となるフルD1(720ドット×480ドット)でそのくらい録画できるのかということだ。従来は、2時間20分前後の録画が一般的だった。しかし最近はパナソニックのディーガを筆頭に、パイオニア、東芝、日立などもフルD1録画の長時間化に取り組み、成果を上げている。
    音質については、ドルビーデジタル記録が基本になるが、東芝機、パイオニア機のように、音質的に有利なリニアPCM記録が可能な製品も登場している。ただ、リニアPCM記録となると、音声だけでかりの容量が必要となり、録画時間が制限されてしまうという副作用は避けられない。こうした問題もあって、現在、録画モードに関係なくリニアPCM記録が選べるのは、東芝のレコーダーもしくはSKYHDに限られる。

  

  • テレビとDVDレコーダーのメーカーを揃えることによるメリットについて。

    自社のテレビとHDD&DVDレコーダーや衛星放送FTAチューナーとの連携によるネットワーク機能を提案するメーカーが増えている。その最先端を行くのが、松下の「ビエラリンク」だ。これは、テレビ(600シリーズ)と、同社製の対応するAVアンプ、レコーダーをHDMIで接続すると、テレビのリモコン1つでシステム全体を制御できるというもの。
    例えば、今見ている番組を撮りたい場合や、録画した番組を見たい場合、あるいは5.1チャンネル再生が楽しみたい場合など、すべて画面を見ながら、テレビのリモコンで確実にコントロールできる。もちろん衛星放送チューナーも同様である。これで、いくつものリモコンを使って操作する必要がないわけだ。
    パイオニアが提案する「レコーダーホットリンク」は、赤外線リモコンの信号による独自のネットワーク機能。テレビ視聴中にリモコンの専用ボタンを押すと、レコーダーのディスクナビ画面が呼び出され、そこから見たい番組を簡単に再生できるというもの。機能はシンプルだが、同社の全HDD&DVDレコーダーに対応できるのが強み。こうしたネットワーク機能は、今後、さらに重要度を増すだろう。

  

  • DVDレコーダーガイド
    メーカー別解説:松下
    [誰でも手軽に使える]を目指す。新デジタル機に採用されている「ビエラリンク」がその真骨頂
    万人に受けるラインアップをそろえてきた松下でさえも、アナログのダブル録がタイプを廃止し、デジタル機に重心をシフトしつつあります。そして、製品構成をよく見てみると、高機能を売りにしたタイプも存在せず、決してフルラインアップとはいいがたいです。例えば、マミュアルレート録画を求めるなら他社機を選ぶしかないし、かつてあったSDカードに動画を記録できる機種も現状では損竿しないなど、一部のディーガファンの不満は癒されていません。ただ、ユーザーのニーズを的確にとらえた仕様のものをそろえている点は、さすがに手慣れていて、難しくなりがちなDVDレコーダーを、誰でも手軽に扱えるものにしようという努力は怠っていません。
    その真骨頂こそ、新ディーガのデジタル機(DMR-EX550/EX350/FX150/EX250V)に採用された「ビエラリンク」でしょう。なにしろ、同社の薄型テレビ、ビエラとHDMIケーブル一本で接続すれば、リモコン一つで録画にしても再生にしても、一動作で行えるのだから、ユーザーに優しい機能だといえます。他社との共通規格にしないところも松下らしいですが、「現実が遅くなるよりはユーザーのためになる」ということでしょう。

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